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北京では、あたたかい春の季節になると、雲居寺や十渡、野三坡、百里峡など、美しい景色が楽しめる北京郊外へと向かう6437便「緑皮車」(従来の普通列車)が人気になり、周末になると切符がなかなか手に入らなくなる。同便が止まるどの駅にも美しい景色があり、値段もリーズナブルで、旅行専用列車のような存在になっている。北京晩報が報じた。
今月8日、北京西駅の改札口を急いで通る旅客が7番ホームに向かった。大勢いる乗客の多くが、6437便に乗って北京郊外へ遊びに行く人で、登山用のリュックを背負っていたり、釣り竿や絵の道具を持っていたりして、非常に胸を躍らせている様子だった。
時速80キロ以下の「緑皮車」がどうしてこれほど人気なのだろう?同便は、京原線で唯一の各駅停車便で、総延長250キロで、北京市、河北省、山西省の計31駅に止まり、121のトンネル、161の橋を通過する。料金は一番安い席で16.5元(約280円)。1キロ当たりわずか約1.12円という計算になる。
数百元以上もする高速鉄道と比べると、低価格の「緑皮車」は美しい景色が楽しめるため、再び人気を取り戻している。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年4月13日