厦門大学海洋科学調査船が8日、1年以上の造船を経て正式に進水した。この3000トン級大型科学調査船には、「嘉庚号」という堂々たる船名がある。科技日報が伝えた。
嘉庚号は中国で初めて海外の設計案を基に国内で詳細に設計された、船主(厦門大学)が完全に独自の知的財産権を有する海洋科学総合調査船だ。全長は77.7メートル、幅は16.24メートル、設計上の喫水は5.2メートル、重量は約3500トン、航続距離は1万カイリ。
同船は今後10−20年に渡り、中国の深海・遠洋科学研究の主力船の一つになり、流氷のない全ての海洋で科学研究および教育実習を実施できる。厦門大学は中国大陸の総合大学のうち、初めて独自の世界クラス科学調査船を持つ大学となった。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年5月9日