飛行機での機内トラブルが時々新聞を賑わすが、機内で一体何が人をそこまで怒りやすくさせるのだろうか?過度の混雑や長時間にわたる遅延、それとも狭すぎる座席が原因なのだろうか?新華社が伝えた。
カナダのトロント大学と米国のハーバード大学ビジネススクールによる共同研究によると、これらは全てファーストクラスが原因という結果が出た。もし飛行機がモノクラス(すべての客席が単一クラスであること)だったら、乗客が機内トラブルを起こす可能性は大幅に減少するかもしれない。
米国の「科学アカデミー紀要」で発表された論文によると、ある国際航空会社の500万便を対象に研究した結果、機内トラブルは「物質の不平等」に起因することを発見した。飛行機にファーストクラスがある場合、機内トラブル発生率はファーストクラスがない場合の5倍で、9時間29分の遅延に相当する。2番目の原因は「環境の不平等」で、エコノミークラスの乗客がファーストクラスなどを通って搭乗した場合、彼らが怒り出す確率は2.18倍にも上昇し、5時間58分の遅延に相当する。