アメリカ合衆国国勢調査局の最新の統計から、1/5以上の米国民が家庭で英語を話さず、中国語やスペイン語、アラビア語、ウルドゥー語(パキスタンの公用語)などを話していることが分かった。こうした言語を話す人の数は増加傾向にある。台湾メディアの報道を引用して参考消息網が伝えた。
台湾聨合新聞網の10月8日付き報道によると、移民研究センターは同月6日、米国出身者、合法移民や無許可移民も含め、家庭で英語を話さない人の数は、2014年に全米で約6320万人に達したとする最新の報告を発表した。この数は2000年比で1620万人増、2013年以降だけも140万人増となった。
同報告書によると、2010年から2014年の間に最も増加幅が大きかったのがスペイン語話者(230万人増)で、その後には中国語話者(33.1万人増)、アラビア語話者(25.2万人増)、タガログ語話者(11.5万人増)、インドネシア語話者(11.4万人増)、ウルドゥー語話者(8.9万人)と続いた。
また同報告書は、近年の米国移民の新たな現象として、「新移民と呼ばれる人々は米国文化への溶け込みが非常に遅く、英語を話さない傾向にある」と指摘した。(編集IM)
「人民網日本語版」2015年10月12日