では、なぜ今回値上げに踏み切ったのだろう?業界内では、「スターバックスが値上げしたい時に値上げしている最大の原因は、同社を脅かす存在となるコーヒーブランドがないから」との見方もあるが、スターバックスの関係責任者は、「物流や原料、店舗の家賃などのコストのほか、イノベーションに必要なコストが大きい。中国大陸部でさらに多くの特色ある店舗を設置するためには、設備やコーヒーソムリエの育成など、さらに多くの資金が必要」と説明している。
実際には、今回の値上げに至るまでに、スターバックスも懸念があったようだ。関係責任者は、「当社は、これまでと同じく、客に対して環境保護を呼び掛け、自分で持ってきたカップにコーヒーを入れる場合、これまで2元割引だったのが、今後は3元割引になる。つまり、カップを持ってくる人は、値上げの影響は無い」とした。 (編集KN)
「人民網日本語版」2016年6月20日