今年3月、「朝日新聞」が小学生の母親約1500人を対象に実施した調査では、月々のお小遣い平均額は、低学年(1・2年生)で507円、中学年(3・4年生)で648円、高学年(5・6年生)で898円だった。それは、日本の学校は保護者会の時に、子供たちの正しい金銭感覚を身に付けさせ、お小遣いの額を他の生徒と競うことがないようにと、繰り返し保護者に要求しているためだ。そのため、経済的に余裕のある家の子供でも、お小遣いは少なく、自慢する機会もなくなる。また、生徒が自慢しているのを教師が見付けた場合は、すぐにそれを正し、反省を促すほか、保護者に厳しくしつけるよう求める。また学校は集団意識を高めるため、生徒に対して、団結を求め、年長者と年少者の間には順序と秩序があるということを教える。例えば、低学年の学生は高学年の学生を「先輩」と呼び、高学年の学生は登下校の際に、低学年の学生が道路を安全に渡れるようにサポートしたり、大掃除を手伝ったりする。
日本の教育は学生を「一人前」に育てることに力を入れているため、学生が競い合うのは、体育や勉強の成績で、持っている物やお金であることはほとんどない。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年7月8日
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