スパコンメーカーの中科曙光公司はこのほど自社が担当するE級高性能コンピュータ試作機開発プロジェクトを正式に開始することを発表した。E級スパコンとは、10ベタフロップスの計算が可能なスパコンのことで、全世界でも「次世代スパコンの王者」と認められている。新華社が伝えた。
中国コンピュータ学会高性能計算専門委員会秘書長、中国科学院計算技術研究所研究員の張雲泉氏は「E級スパコンは人類が直面しているエネルギー危機、汚染、気候変動などの重大問題において、大きな効果を発揮する」と述べた。現在、米国、日本、欧州などの国と地域は、前後して各自のE級スパコン開発計画を打ち出している。中国もE級スパコンの研究を、国家「第13次五カ年計画」に盛り込んでいる。中科曙光公司は長年にわたり、国家ハイテク研究発展計画(863計画)重大特別プロジェクトの支援のもと、スパコン分野の模索と研究開発に力を入れてきており、前後して「曙光1号」、「曙光1000」、「曙光6000」など、100テラフロップス、1000テラフロップスのスパコンの開発に成功している。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年7月11日
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