国家統計局が10日に発表した今年6月の消費者物価指数(CPI)データおよび工業生産者出荷指数(PPI)データによると、CPIは同月比0.1%低下し、前年同期比1.9%上昇した。PPIは前月比0.2%低下し、前年同月比2.6%上昇した。
6月の物価水準は前月に続いて安定を維持し、前月比0.1%の低下にとどまり、4カ月ぶりに「1%台」に戻った。上半期のCPI上昇率は2.1%だった。
6月のPPIの前月比データは上昇から低下に転じ、5月の0.5%上昇から6月の0.2%低下となった。前年同月比では2.6%低下し、低下幅は前月より0.2ポイント縮小した。
業界関係者の分析によると、現在、中国の鉄鋼・石炭の過剰生産能力の削減対策が全面的実施の段階に入っており、これに最近は国際市場における大口商品の価格が安定していることや今年下半期のPPIデータは比較の対象となる前年同期のデータが徐々に低下することもあり、いずれも今後のPPI上昇幅の段階的な改善にとってプラスになるものと予想されるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年7月11日
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