上海市で開かれていた20カ国・地域(G20)貿易大臣会合が10日に閉幕した。閉幕後、議長を務めた商務部(商務省)の高虎城部長は記者会見に臨み、会合で達成された重要な成果を紹介した。
今回の会合ではG20史上初の貿易大臣共同声明が発表されたほか、「3つの文書」が採択され、「2つの共通認識」に到達し、重要な歴史的成果を上げることができた。採択された「G20貿易投資作業部会の作業職責」では、G20の貿易投資政策の協力メカニズム化が達成された。「G20グローバル貿易成長戦略」では、グローバル貿易・経済の持続可能な発展促進のための方向性が明らかにされた。「G20グローバル投資の指導原則」では、グローバル投資政策の協力を強化するための歴史的な貢献がうち出された。また会合では多国間の貿易体制や総合的な施策を強化すること、発展途上国や中小企業のグローバルバリューチェーンへの融合を支援することなどについて共通認識に到達した。
各国の貿易相は鉄鋼やその他の産業における過剰生産能力が地球的な課題であることに注目すると同時に、コミュニケーションと協力を強化し、効果的な措置を取って課題に対処することに同意した。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年7月11日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn