新華社中国経済信息社は12日、「新華(常州)世界グラフェン指数報告書(2016)」を発表した。同報告書よると、中国は2015年に米日を抜き、世界グラフェン産業総合発展実力ランキングで首位になった。科技日報が伝えた。
同指数は競争の潜在力、競争の行為、競争の効果という3つの指標により、一国のグラフェン産業発展の実力を総合的に評価する。その結果、2015年の総合発展水準トップ3は、中国、米国、韓国の順になった。
その他のサンプル国と比べると中国は競争の行為の面でのパフォーマンスが飛びぬけて優れている。中国は特許件数および科学論文数という2つの指標で他国に大きな差をつけており、特許範囲も全面的にカバーされ、整っている。しかしグラフェン関連論文の引用件数については、英国とシンガポールがトップの地位を占めている。中国のグラフェン科学論文数は2011−15年で首位をキープし続けており、その他の国に大きな差をつけている。論文数の年平均成長率も首位で、中国の科学研究者が2011年1月から2015年12月の間に発表したグラフェン関連論文数は世界の41.65%を占めており、2位の米国と3位の韓国はそれぞれ18.86%と8.75%だった。また、特許優先権を見ると、過去5年間でグラフェン特許の出願件数も大幅に増加しており、特に東アジアの活躍が目覚ましい。中国は技術オリジナル国の首位であり、その特許取得件数も他国を大きく上回っている。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年7月15日
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