• 南海仲裁
2016年7月13日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪ツイッターFBLINE微信RSS
人民網日本語版>>政治

南中国海の領土主権と海洋権益を守る中国の決意は断固として揺るがない

人民網日本語版 2016年07月13日14:27

2016年7月12日、フィリピンによる南中国海仲裁裁判の仲裁裁判所は基本的事実を顧みず、国際法と国際関係の基本準則をほしいままに踏みにじり、中国の領土主権と海洋権益を深刻に損なういわゆる「裁定」を示した。中国政府と中国国民はこれに断固として反対し、これを断じて受け入れず、認めない。人民日報が伝えた。

中国人は世々代々南中国海で生産、生活し、とっくに南中国海諸島の主となっていた。歴代中国政権は行政設置、軍事巡航、生産経営、海難救助などの方法で、南中国海諸島を持続的に管轄してきた。中国はとっくに南中国海諸島及びその周辺海域に対して、争う余地のない主権を確定していた。ここ100年来、南中国海情勢は激変し、南中国海諸島は短期間侵略者に害されもしたが、自らの領土主権と海洋権益を守る中国の決意がこれまで揺らいだことはない。このために勇敢な中華民族は先人の屍を乗り越えて後に続き、多大な犠牲を払った。中国は古来「強者は弱者を虐げず、金持ちは貧しい者を侮辱しない」を提唱してきた。われわれの領土でない土地は少しもいらない。だが、われわれの領土は寸土も譲らない。中国は必要なあらゆる措置を講じて、侵害されぬよう領土主権と海洋権益を守る。中国の領土主権と海洋権益を侵害するあらゆる企ては妄想に過ぎない。

中華民族は平和を熱愛する民族であり、体には平和の血が流れている。南中国海最大の沿岸国として、中国は南中国海地域の平和・安定維持の大局に立ち、南中国海問題発生後の数10年間、終始極めて強い自制を保ってきた。自ら争いを引き起こしたこともなければ、争いを複雑化、拡大化させるいかなる行動も取っていない。中国側は一貫して南中国海の平和・安定維持を堅持し、交渉と協議による争いの平和的解決を堅持し、規則とメカニズムを通じた溝の管理・コントロールを堅持し、南中国海の航行と上空飛行の自由の維持を堅持し、協力を通じた互恵・ウィンウィンの実現を堅持してきた。各国の共同努力の下、南中国海地域は冷戦の暗雲から抜け出し、平和と安定を長期間保ち、繁栄と発展の道を歩み、航行と上空飛行の自由は十分に保障されてきた。

だが外部勢力に直接操られ、煽動される中、フィリピンのアキノ政権と仲裁裁判所は基本的事実を顧みず、基本的法理に背離し、独断専行し、ルールと法の支配の旗印を掲げ、公的機関の名を利用して私利を図ろうとし、国連海洋法条約の曲解的適用によって南中国海における中国の領土主権と海洋権益を否定する目的を達成しようと企てた。この完全な政治的挑発を、中国が受け入れることは当然ない。これは中国の領土主権と海洋権益を守るために必要な行為であり、国際法の尊厳と地位を維持し、国際法を実行する正義の行為でもある。国際社会の多くの国や組織及び少なからぬ識者は、中国の立場への支持を表明している。国際法学界の専門家も強制的仲裁手続きが乱用されることへの懸念を次々に表明し、フィリピンの南中国海仲裁裁判について、国連海洋法条約の紛争解決制度の信望を傷つけ、国連海洋法条約の構築した国際海洋秩序を破壊し、現行の国際秩序にとって脅威であるとの考えを示した。アキノ政権は自らの私欲を満たすために国際法治を破壊し、中国の権益を侵害し、仲裁裁判所は法をねじ曲げて裁判を行ない、外部勢力の「操り人形」になった。これは結局は無駄な努力に終る茶番であり、歴史と時代に唾棄されるだろう。

過去も現在も未来も、中国の譲れぬ一線への挑戦を企てる全ての行為は、天に唾することにしかならない。領土主権と海洋権益を守る中国国民の決意は断固として揺るがない。(編集NA)

「人民網日本語版」2016年7月13日

関連記事

関連特集

コメント

最新コメント