同区広報当局の担当者は、この政策が発表された経緯について、次の通り説明した。
「数年前から、重度の精神病患者が引き起こす事件や事故がたびたび発生しており、社会の安定や市民の生命・安全に深刻な脅威がもたらされている。衛計当局はトップの管轄部門として、毎年手がかりに関する調査を実施し、毎月個別訪問や健康指導を行い、規定に基づき医療面での支援を提供している。だが、一部の患者や家族は、それを指摘・批判されることを恐れ、病気について隠し、治療や支援を受けることを拒んでいる。このため、病状が悪化し、自傷事件や傷害事件が起こるケースも見られる」。
区政府は、この政策実施の目的として、次の2点を挙げた。
1 住民に協力を呼びかけ、より多くの重度精神病患者が速やかに診断や治療を受けられるようにして、「早期治療・早期診断・早期回復」を目指す。
2 重度精神病患者が適切なタイミングで治療を受けることで、本人の自殺や他者を巻き込んだ各種事故・事件の発生を防止する。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年7月25日
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