長期にわたって自民党一党優位が保たれた背後に、非難されるべき政・官・財の癒着構造「鉄のトライアングル」があったとしても、また、金権政治や派閥抗争があるとしても、この特殊な体制により、日本は国際資源と高い国政運営の能力を備えるようになったということを、中国人は認めざるを得ない。特に1960年代、池田勇人首相が打ち出した「国民所得倍増計画」により、日本は戦後の経済発展における「黄金時代」を迎えた。当時、日本は19年連続で経済成長率が2ケタを超える奇跡を実現し、1960年にはその経済成長率は21.4%増の記録を達成し、さらには社会政策の礎を固め、社会の調和や長期的な安定を保ち続けた。
日本人はいったいなぜ、融通がきき、巧みで、新進の日本を急速に台頭させ、第二次世界大戦後に民族の第二次復興を実現させたのか、中国人はよく考える必要がある。政治的な意味における理論の革新という分野や金融の方法論における資源配置という分野において、中国が日本から引き続き学ぶことは、対日闘争ゲームと同じほど重要である。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年7月26日
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