中国では1980年から89年の間に生まれた人が「80後」と呼ばれており、一人っ子政策の施行が始まった世代として今までさまざまな「レッテル」が貼られてきた。現在、社会に出て、結婚し、子供を設ける年齢になっている「80後」は、どのような暮らしを送っているのだろうか?人民網が報じた。
教育レベルが高いほど幸福感もアップ
統計によると、アンケートに回答した80後の約3分の2が高等教育を受けており、受けた教育水準が高いほど、幸福感も高かった。また、受けた教育水準に、男女差はあまり見られなかった。
4ポイント満点の幸福感評価では、最高学歴が大学院の回答者の幸福感が3.42ポイント、学部が3.34ポイント、専科(短大)が3.3ポイントだった。その他、調査では、受けた教育水準が高い人ほど、自分の健康に対する評価が高いほか、知らない人に対する信頼感も高いことが分かった。
4割の人は「転職したことがない」
80後は「責任感が欠如している」とのレッテルを張られたこともある。しかし、調査によると、80後は仕事に対して非常に「忠実」だ。回答者の4割以上が「仕事を変えたことはない」と答えたほか、「1-2回変えた」との回答も約3割あるなど、就労状態は全体的に安定している。復旦社会学院の胡湛準教授は「80後は、マイホームや車を買い、一家を養うという経済的ストレスを抱えると同時に、その他のさまざまなストレスも抱え、それらが彼らを円熟させ、個性と魅力を備えさせている」と分析している。
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