▽自動車 三菱・スズキが燃費不正
低燃費が日本車の売りの一つだが、ここ数ヶ月の間に、三菱自動車やスズキ自動車をはじめとする日系メーカーの燃費データ不正問題が相次ぎ発覚した。
三菱自動車の相川哲郎社長は4月20日に記者会見を開き、軽自動車4車種の燃費性能テストを規定外の方法で行い、燃費を実際よりもよくみせかけていたことを認めた。対象車両は60万台を超えた。
三菱自動車は00年と04年にも、欠陥の記録を隠匿し、顧客からの投書で発覚するという問題を起こしている。数十年にわたり国土交通省への報告書で安全問題に言及せず、多数の死亡者が出る事態を招いた。だがこうした事件から教訓をくみ取ることはなく、次々にスキャンダルを起こし、今や存続の危機に直面している。
アナリストは、「低燃費・低価格戦略が日本の軽自動車市場の競争が激化させ、多くのメーカーは燃費データやテストの方法で危ない橋を渡るしかなくなり、最終的には消費者不在の市場シェア争奪戦に至った。これがデータ不正スキャンダルが起きた最も根本的な原因だ」との見方を示す。
▽その他の分野 リーディングカンパニーでスキャンダル相次ぐ
今年6月、日本の3大鉄鋼メーカーの1つ神戸製鋼所は、傘下の神鋼鋼線ステンレス株式会社が不良品の数を減らすため、9年以上にわたり、ステンレス鋼線の強度検査データを改ざんし、不良品を合格品として出荷していたことを明らかにした。
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