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台湾地区観光バス炎上事故 運転手が飲酒し焼身自殺図った可能性  

人民網日本語版 2016年08月02日14:28

7月19日に台湾地区で、中国大陸部の遼寧省から来ていた観光客を乗せた観光バスが炎上し、中国人観光客24人と運転手、ガイドの計26人全員が死亡した事故で、台湾地区「中国時報」は、桃園地方法院検察署(地検署)が運転手の蘇明成の体内から、高濃度のアルコールを検出したと報道した。血中濃度は1リットル当たり1.075ミリグラム。検察側は、蘇明成の表皮サンプルも鑑識のために消防局火調科に提出したものの、衣類は損傷が激しく、焼身自殺を図ったかどうかは断定できないとしている。中国台湾網が報じた。

調査員によると、地検署は、蘇明成がバスを運転しながら酒を飲み、ガソリンを使って焼身自殺を図った可能性もあると見ている。そのため、蘇明成の皮膚の表皮を採取し、ガソリンの残留成分の有無を確かめるため、鑑識に提出した。ただ、ガソリンは衣類にしか付着せず、また蘇明成の焼死体の炭化がひどく、ガソリンを体にかけて焼身自殺を図ったかどうかを判断するのは困難としている。

調査員によると、バスにあったペットボトル5本が鑑識に出され、ガソリンの成分のオクタン価の含量に基づいて、車内に火災を起こしたのは無鉛レギュラーガソリンで、運転席付近から出火したことが判明している。現時点では最終的な結果をまとめている段階で、1日付で報告後に発表される予定で、今後検察側の捜査方針を示すことが望まれている。(編集KN)

「人民網日本語版」2016年8月2日

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