同報告が発表した検査測定の結果によれば、11~15年にはローミルクの乳タンパク質と乳脂肪の平均水準がローミルクの国家基準を上回り、一定規模の牧場では栄養指標が全国水準を上回ったという。
またローミルクの各種安全指標も持続的に改善され、コロニーの総数、アフラトキシンM1、体細胞数、鉛、クロム、水銀のモニタリング平均値は中国の上限の基準をはるかに下回った。また7年連続でローミルクに使用が禁止された食品添加物のメラミンやタンパク加水分解物が人為的に加えられた現象はみられなかった。王センター長は、「ここから中国の乳業飼養環境と乳牛の健康状態が目立って改善され、ミルク生産源の品質安全管理は順調であることがわかる」と話す。
注目すべきは、中国ではローミルクの各指標が海外製品よりも厳格なことだ。有害なアフラトキシンM1の場合、13年、14年、15年の検査測定により、ローミルクにおける含有量が年々低下し、中国の基準値(0.5μg/kg)を大幅に下回ったことがわかった。中国のローミルクのアフラトキシンM1の平均値は0.015μg/kgで、韓国は0.031μg/kg、日本は0.085μg/kg。EUでは基準値が0.05μg/kgとなっている。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年8月18日
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