税関がまとめた統計によると、2015年の中国の貨物貿易は総額24兆5900億元(1元は約17.8円)に上り、前年比7%減少した。輸出は14兆1400億元で同1.8%減少、輸入は10兆4500億元で同13.2%減少した。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は3兆6900億元の黒字で、黒字額は同56.7%増加した。15年の輸出入額は複雑で厳しい曲面にあって減少傾向をみせたが、輸出は引き続き世界の主要エコノミーを上回る好調さだった。世界の主要エコノミーの貿易状況をみると、昨年の中国は貨物貿易額で引き続き世界一の座を占め、輸出の市場シェアは13%に達し、前年に続いてシェアを伸ばした。
15年の対貿易の発展ぶりには、一連の積極的な変化や注目点もみられた。具体的には、貿易スタイルがより合理的になったこと、貿易パートナーの多様化が積極的な進展を遂げたこと、輸出商品の構造の最適化が進んだこと、一部の大口商品(コモディティ)の輸出量が増加を続けたこと、貿易環境がさらに改善されて対外貿易に対するメリットが増大したこと、などがある。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年1月14日