中国医学科学院医学生物学研究所のセービン株急性灰白髄炎(ポリオ)ワクチン(Vero細胞)2期プロジェクトが25日、昆明市で建設を開始した。これは中国最大のポリオワクチン生産プロジェクトで、年間6000万回分のワクチンが生産できる計画だ。竣工後、中国の新生児のすべての予防接種の需要が満たされる。新華社が伝えた。
中国は現在、ポリオワクチンを自主的に生産する科学・研究能力を持つ。中国医学科学院医学生物学研究所は昨年6月30日に、独自に開発した世界初のセービン株急性灰白髄炎(ポリオ)ワクチンを販売し、中国の生産の空白を埋めた。しかし同研究所の現在の年産は800−1200万回分で、国内の新生児の需要を満たしていない。
同研究所によると、昆明市のワクチン産業拠点2期プロジェクトは、同ワクチンの生産能力を拡大し、年産6000万回分が見込まれている。竣工後、2018年中国国家免疫計画による同ワクチンの全面的な使用を強力にサポートする。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年8月26日
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