2016年9月12日  
 

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人民網日本語版>>経済

アップルがiPhone7発表 中国では苦戦か (2)

人民網日本語版 2016年09月12日08:43

まず、世界のスマートフォン市場は頭打ちとなっている。IT専門調査会社IDCが最近発表した報告では、今年の世界のスマートフォン出荷台数について、従来予想(3.1%)より1.5ポイント引き下げて、前年比1.6%増の14億6千万台となるだろうと予測されている。同報告は、「多くの消費者はスマートフォンの機能に既に満足しており、イノベーションがより困難になっている」と指摘している。

インターネット調査会社・iiMedia Research(艾媒諮詢)の張毅・最高経営責任者(CEO)は、「これは、ハードウェアが豊富になっていることと関係がある。機能アップするのはスマートフォンだけではない。今ではアップルウオッチや家電製品、眼鏡などのスマート化が進んでいる」と分析している。

次に、中国ブランドが台頭している点が挙げられる。アップルだけでなく、サムスンもこの問題に直面している。

IDCの統計によると、今年第二四半期(4-6月)の出荷台数はサムスンが1位、アップルが2位だったものの、3-5位は中国メーカーが占め、世界シェア4位にはOPPOが入った。同社の同期の出荷台数は、第一四半期(1-3月)と比べて137%増加した。VIVOも80%増だった。中国市場では第二四半期に、華為の販売台数がサムスンとアップルを超えた。また、華為、OPPO、VIVOがシェア47%を占め、アップルのシェアは7.8%と5位に沈んでいる。

iPhoneが直面している難題は、世界のスマートフォンメーカーが直面している共通の課題である。それでも、業界関係者は、「イノベーションは難しくなっているが、スマートフォン市場のポテンシャルは依然として大きい」と分析している。


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