2016年9月13日  
 

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2カ月で「スピード離職」 原因トップは給料と待遇 (2)

人民網日本語版 2016年09月13日08:28

就職情報サイト「58同城招聘」がこのほど発表した職場における「スピード離職」現象に焦点を当てた調査の結果によると、外食・ホテル、文化・娯楽、医薬品、金融、不動産の各産業は、新卒生たちの「スピード離職」で大きな痛手を被っている。地域別にみると、一線都市の割合が二線都市と三線都市を大きく上回る。職業別では、販売、レジ、総務、清掃の離職率が高く、コピーラーター、ニューメディアも32.35%と高い。

就職の専門家は、「外食や販売といった職業は企業の需要が非常に多く、就職のハードルが低く仕事に慣れるのが早く、空前の雇用圧力がかかる状況の中で、新卒生たちに高い人気がある。だが外食産業の仕事は体力勝負で、反復が多く、販売は労働時間が長くて、残業が当たり前といった具合で、待遇に見合った仕事量になることは少ない。そこで『温室育ち』と言われる1990年代生まれ(90後)の新卒者の多くにとって、こうした職業は『極限への挑戦』になる。『スピード離職』するのも理解できないことではない」との見方を示す。

▽離職者の不満 給料が少ない、仕事が多い、学ぶものがない新卒生の「スピード離職」の割合はなぜこれほど高いのだろう。新卒生たちのコミュニティフォーラムをみると、仕事が楽しくないと不満を漏らす人が大勢いた。

新卒生が仕事を辞める原因として、勤務先が家から遠い、社員食堂のご飯がまずい、いつも仏頂面の上司がいや、夜になっても「微信」(WeChat)で仕事の指示を出してくる上司がうっとうしい、などがある。

同サイトのデータによれば、「スピード離職」の原因は、「給料が低い、福利厚生・待遇が悪い」が最多で30.53%を占め、「キャリアにならない、自分の能力を高めることができない」が22.57%だった。このほか、「残業ばかり」が13.29%、「もう少しふらふらしていたい」が10.46%、「人間関係にうまく対応できない」が9.87%、「実家に戻って就職したい」が7.40%だった。


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