一連の就職サイトがこのほど発表した職場における「スピード離職」の調査データによると、新卒生の3割以上が就職してから2カ月以内に仕事をやめている。「実習期間が終わらないうちにやめる。就職して半年たらずで転職する。仕事がうまくいかないとすぐに身を引いてやめる」という。離職の理由では、給料が少ない、仕事量が多い、キャリアにならないが3大要因だ。「揚子晩報」が伝えた。
▽販売・コピーライター・総務はすぐ辞める人が多い
職業別にみると新卒生の離職率が高いのは何か。販売を思い浮かべる人が多いとみられる。
李磊さん(仮名)は昨年に大学の本科を卒業し、有名製薬会社の医薬情報担当者(MR)になった。同僚が次々とやめたため、キャリア1年の李さんが所属する部門では最古参になってしまった。今年7月に部門のマネージャーは3人の新卒者を採用したが、そのうち2人が初任給をもらってすぐやめるという李さんが予想もしなかった行動に出た。
販売だけでなく、レジ、コピーライター、総務なども「ちょっとでも合わなければ」すぐ辞める人が多い。今年7月に江蘇省南京市の大学を卒業した朱さんは、同じ月に北京のインターネット企業でコピーライターの仕事をみつけたが、2カ月足らずで辞めることにした。「毎日いつ終わるともしれない残業があったり、全国各地を飛び回って地方での販売促進キャンペーンを手伝ったり、同僚同士の競争も激しく、(就職してから)2カ月間というもの一日の睡眠時間は6時間以下で、疲れて気分も悪かったので、思い切って辞めることにした」という。
▽外食、文化娯楽、医薬品はスピード離職で痛手
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