◆VRで手術を生中継、医師の「実戦」経験を増加
実際の手術では、さまざまな突発的な事態に遭遇する。手術室に入ったあと、いかに迅速に反応し、危機を回避するべきだろうか?
VR技術は手術の360度パノラマ生中継が可能だ。まるでその場にいるかのような没入感に浸り、執刀医のそばに立ち手術を学んだような気分を味わえる。関係者は記者に対して「通常は6台のカメラを使い、全方向から生中継する。外科医が実際に手術室に足を踏み入れるまでには、長年の学習が必要だ。さらに手術室に入った後も、執刀医のそばに立ち近距離から観察する機会は少ない。そのためこのパノラマ生中継は、理想的な学習方法だ」と説明した。
関係者は「VR技術が医療全体を覆すような変化をもたらすとは言えず、一つの変化をもたらすだけだ。例えばこのような手段により医師の研修を行えば、解剖実験に必要な死体の需要、もしくは小動物の解剖を減らすことができる。小動物の解剖も、倫理的に物議をかもしている問題だ」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年9月23日
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