清華大学の羅永章氏が率いるチームが世界で初めて証明した腫瘍マーカー、熱ショックタンパク質「90α(Hsp90α)」が、国家食品薬品監督管理総局によって肝臓がんの検査・測定の臨床使用を認められた。専門家によると、「Hsp90α」は中国人科学者が定義付け臨床使用を認められた、世界初の高効率高スペクトル腫瘍マーカーで、肝臓がんの早期発見率は現在の方法の2倍以上に達する。人民日報が伝えた。
羅氏のチームは「Hsp90α」の安定状態を利用し、感度と特異性の高い抗体を開発し、臨床使用が可能な「Hsp90α」定量検査キットを開発した。そこからさらに、世界初の「Hsp90α」を肝臓がんマーカーとする臨床試験を行った。その結果、主な3タイプの肝臓がん患者の「Hsp90α」の濃度が、健常者やがん以外の患者を大きく上回った。さらに腫瘍マーカーAPIの検査・測定結果が陰性だった肝臓がん患者のうち、「Hsp90α」の検出率は94%に達した。これらの結果により、「Hsp90α」が現在、世界で最も優れた肝臓がんマーカーであることが証明された。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年10月20日
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