科学調査船「向太紅10」が中国大洋科学調査第40回調査の任務を無事完了し、浙江省舟山市の長峙島科学調査埠頭に帰還した。新華社が伝えた。
今回の任務は中国が「南西インド洋多金属硫化物探査契約」計画の初めの5ヶ年任務(2011-15)を締めくくり、次の5ヶ年任務(2016-20)を開始するための調査。
国家海洋局第二海洋研究所研究員、同調査総首席の陶春輝氏によると、今回の調査はAとBの2段階に分けて実施された。A段階では南西インド洋中国多金属硫化物探査契約エリアと周辺海域で、CTDセンサーによる海水サンプルの収集、カメラ付きグラブ、撮影・観測、総合異常曳航測線、総合地球物理測線、海底地震計の投入といった手段により科学調査を実施。同時に中国が独自に開発した4500メートル級深海資源自主探査システム「潜竜2号」の初の大洋応用試験を実施。B段階では北西太平洋の中国コバルト・リッチ・クラスト探査契約エリアと周辺海域で、資源・環境調査を行った。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年10月20日
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