全自動設備導入
選別の効率を上げるため、順豊速運と韵達速遞は「ダブル11」を前に、全自動選別装置を導入した。順豊北京物流園の選別装置は8月から運用。処理能力は1時間当たり4万個と、人の2倍の効率で、スタッフ削減が最大のメリットとなっている。この装置により、「元々200人でしていた仕事でも、今なら30人ほどで処理できる」という。
また、人が選別した場合、精度は約95%で、1日に1000万個処理した場合、50万個の誤りが出るということになる。コストを1個当たり2元(約15円)と計算すると、1日当たりの損失は100万元(1500万円)になる。一方、選別装置の場合、精度はほぼ100%だ。
韵達速遞の責任者は、「今年の『ダブル11』の期間、当社は全体で自動受付システム300台を導入し、選別センターの荷物受付速度を、これまでの2倍のスタッフ一人当たり1時間2500個にまで向上させる。また、営業所を設置したり、コンビニと提携したり、宅配ボックスを利用したりと、荷物の受け渡し方法も多様化させる。これらの対策は『ダブル11』の期間に大きな役割を果たすだろう」としている。
荷物の受け渡しのために、順豊は今年、新エネルギー自動車をレンタルし、「ダブル11」の配達に導入する。その他、圓通快遞(北京)の責任者によると、今年の「ダブル11」には、昨年の2倍となる1日当たり240万個の荷物を処理すると予測されているため、スタッフを増員するほか、同期間は車両を1日当たり500台増やすという。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年11月1日
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