番付によると、16年はコンピューター製品・電子製品、医療、自動車の3産業の研究開発投資が世界の全産業の研究開発投資のうち62%を占めた。コンピューター製品・電子製品はトップで24%を占めた。中国での上位3産業は工業製品、自動車、ソフトウェア・インターネットだった。
中国は引き続き研究開発投資の伸びが世界で最も速い国だった。また研究開発投資の規模で中国に比肩するのは、現在では米国と欧州だけだ。統計データによると、過去1年間に中国の研究開発投資は19%増加し、北米は8%増加し、両国が世界で研究開発投資の伸びが最も速い国になった。対照的なのは欧州企業と日本企業で、欧州企業の研究開発投資は9%減少し、日本企業も8%減少した。
こうしたことからわかるのは、過去1年間に世界のソフトウェア・インターネット産業の研究開発投資は15.4%増加して、増加率がトップだったことだ。医療産業は3.6%増加で2位、消費財産業は0.7%増加で3位。一方、これ以外のコンピューター製品・電子製品、工業製品、国防・航空、自動車などの産業はいずれも増加率がマイナスになった。
▽収入の伸びが速い企業は資金をどこに投入しているか?
5年前には企業の50%が研究開発投資の半分以上を製品分野に投入していたが、今回の研究成果は、5年後には企業の研究開発投資は主にソフトウェア分野とサービス分野に集中することになると予想する。
一連のデータがこうした見方を補完する。今年の調査研究成果をみると、収入の増加ペースが主要なライバル他社より速い企業は、ソフト分野への研究開発投資予算が増加ペースの遅い企業より25%も多いことがわかる。
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