譚さんが宅配便の仕事を始めたのは2010年。当時は配達のための車両もなく、道も知らなかったため、最も多いときでも1日に30個の荷物を配達するのがやっとだった。最も少ないときは配達するのは2個だけだったという。他の宅配員が何十個も配達しているのを見て、決まった場所に代理店があって、学生に自分で取りに来てもらうことができれば、效率が格段に上がるのではと考えるようになった。
そして、宅配大手・中通の支店代理権を取得して2年目、譚さんは煙台大学の少数民族史学部の大学院生となった。
宅配業界は、譚さんの想像を超えるスピードで発展し、荷物の量も毎年倍増している。荷物が増えるにつれ、宅配の効率も上がるようになり、今年は1日当たり約1千個の荷物を処理できるようになったという。
譚さんの支店は、彼の博士論文の索引ページのようにとても秩序正しい。譚さんはざっと見積もって、2010年から現在に至るまで、60万個以上の荷物を処理してきたという。「僕が読んだことがある文献のページ数よりも多い」と譚さん。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年11月4日
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