▽2017年の不動産市場は短期的な調整が行われる
同報告は次のように予測する。17年の中国不動産市場は短い調整期を迎え、全体として安定し鈍化するが、不確定性をもつことになる。具体的指標についていえば、全国の不動産価格は全体として増加幅が縮小し、どの月も必ず値下がりが予想される。これまで不動産価格が急上昇していた一線・二線都市では上昇幅がさらに大幅に鈍化し、16年を下回る。全体として在庫はさらに減少し、減少幅は縮小する。都市間の格差が深刻になり、三線・四線都市にとって在庫消化の任務は引き続き負担が大きい。販売や着工状況をみると、17年には販売件数が大幅に減少し、着工面積も減少することが予想される。これと同時に、格差は続き、一線・二線都市では着工面積が増加する可能性もある。
同報告によると、不動産市場の調整が十分でなく、金融の安定や経済成長に圧力をもたらすことを避けるため、まず調整コントロールの効果を着実にモニタリングし、後に続く補足調整の準備をしっかりと行うことが必要だ。また「都市別施策」を充実させ、「協同作戦」メカニズムを構築し、都市間の土地供給規模を調整し、土地の入札制度を整えることも必要だという。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年12月1日
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