11月のPMIは51.7％　上昇傾向を維持

2016年11月の製造業購買担当者指数（PMI）は51.7％で、前月比0.5ポイント（p）上昇し、上昇傾向を保った。

企業の規模別にみると、大規模企業のPMIは53.4％で前月比0.9p上昇し、中規模企業は50.1％で同0.2p上昇し、いずれも景気・不景気のボーダーとなる50％を上回った。小規模企業は47.4％で前月を0.9p下回り、引き続き不景気の範囲にとどまり、低下幅は拡大した。

分類指数をみると、製造業PMIを構成する5つの個別分類指数のうち、生産指数、新規受注指数はボーダーを上回り、従業員指数、原材料在庫指数、サプライヤー配送時間指数はボーダーを下回った。

生産指数は53.9％で前月を0.6p上回り、4カ月連続で上昇し、引き続きボーダーを上回った。製造業の生産が持続的に加速した様子がうかがえる。

新規受注指数は53.2％で前月を0.4p上回り、2カ月連続で上昇し、ボーダーを上回った。製造業の市場ニーズが増加傾向を維持したことがわかる。

従業員指数は49.2％で前月を0.4p上回り、引き続きボーダーを下回った。製造業企業の従業員数が減少したが、減少幅が引き続き縮小したことがわかる。

原材料在庫指数は48.4％で前月を0.3p上回り、引き続きボーダーを下回った。成長業の主要原材料のストックの減少幅が小幅に縮小したことがわかる。

サプライヤー配送時間指数は49.7％で前月を0.5p下回り、ボーダーを下回った。製造業の原材料サプライヤーの貨物引き渡しにかかる時間が延びたことがわかる。（編集KS）

「人民網日本語版」2016年12月1日