中国国家統計局は13日、11月の主要経済データを発表した。同局の毛盛勇・報道官によると、国民経済は合理的な位置にあり、積極的な変化が多く、全体的に安定している。そして、安定して良い方向へ向かって発展している。京華時報が報じた。
統計によると、11月、中国全国の一定規模以上の工業の付加価値が、物価変動の影響を除いた実質で前年同期比6.2%増となった。増加幅は前月に比べて0.1ポイント拡大、前年同月と比べると横ばいとなった。今年1-11月期、一定規模以上の工業の付加価値は前年同期比6.0%増だった。
固定資産投資や民間投資も安定して成長している。今年1-11月期、中国全国の固定資産投資(農家は含まず)は前年同期比8.3%増の53兆8548億元(約888兆6000億円)で、伸び率は1-10月期と同じだった。
11月、個人消費を示す社会消費品小売総額は前年同月比10.8%増の3兆959億元(約51兆円)で、増加幅は前月と比べて0.8ポイント拡大した。1-11月期、社会消費品小売総額は前年同期比10.4%増だった。
11月、消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.3%増、伸び率は前月と比べて0.2ポイント上昇した。1-11月期、CPIは前年同期比2.0%増だった。
輸出入を見ると、11月、その総額は前年同月比8.9%増の2兆3467億元(約38兆7200億円)。一方、1-11月期は、前年同期比1.2%減の21兆8288億元(約360億円)だった。
毛報道官によると、長期にわたって蓄積してきた構造的課題が際立っており、需要拡大の原動力が不足しているものの、全体的に見ると、11月の国民経済は安定しており、生産の需要など分野の積極的な変化が増加している。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年12月14日
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