冬至を過ぎると、中国各地では、寒さが一段と厳しくなる。気象データによると、毎年、冬至前後には強い寒気団が南下し、気温が急に下がる。
民俗学の専門家は、「冬至は、中国旧暦の重要な節気であるだけではなく、中華民族にとって重要な伝統的祝日の一つでもある」と指摘した。
昔の人々は、冬至の重要度は正月に勝るとも劣らないと考えていたことから、民間には古くから「冬至大如年(冬至は正月に匹敵)」という言い伝えがあったとされる。また、昔の人々は、「冬至」が陰の気から陽の気に自然に移り変わる節目であり、天から「福」の気がもたらされる日であると信じていた。したがって、この日は、何よりもおめでたい日であり、不運が極って幸運に転じる予兆が示され、お祝いするに値する日だ。
冬至の日に食べる特別な食べ物がある。コラムニストで天津市の民俗学専門家の由国慶氏は、「北方では、羊を屠殺し、餃子、ワンタンを食べる習慣がある。南方では、『冬至米団(米で作られた料理)』や『冬至長線麺(麺類)』を食べる」と紹介した。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年12月20日
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