○人気再び:今後2、3年はリメイク・ブームの兆し
「君の名は。」の映画自体が多くのファンを生み出しただけではなく、日本アニメ作品の今回の成功によって、後続効果ももたらされた。来年、中国で上映される日本映画の数は2桁を上回る見込みで、その中には中国の映画ファンが注目する「銀魂」実写版も含まれている。
中国で来年上映される日本映画は、やはりアニメが主体となるようで、「名探偵コナン」と「ドラえもん」が例年の通り上映されるほか、今年大ヒットした「ワンピース」劇場版も中国にやって来る。このほか、「オタク」の間で人気が高い「ソードアート・オンライン」劇場版の中国上映も決まっている。
大量の日本映画が大挙して中国に入る以外に、多くの日本ドラマ・映画の名作も、これまでブームだった韓国映画に取って代わり、中国映画業界がリメイクを狙う新たなターゲットとなっている。
「現在、日本版は固定ファンの人数がかなり多いのに対して価格は安い」と指摘する専門家は多い。「君の名は。」の著作権料は1900万元(約3億2千万円)だ。日本映画では最高額だが、韓国映画の著作権料に比べるとかなり安く、コストパフォーマンスの点で日本映画はかなりの優位性を備えている。
多くの専門家は、「日本映画の著作権料は、今後数年で上昇するだろう。また、この間に、日流が韓流に取って代わる可能性はきわめて高い」との見方を示した。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年12月27日
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