南通大学がこのほど発表した情報によると、同校の大学生4人が指導員の指導を受け完了させた、被験者に質問する代わりに遺伝子分析を行い、ビッグデータでウイルスの流行の流れを描き出すという「中国HIV-1 CRF01_AE毒株の分子流行の特徴の研究」が、国内でサンプル量が最大の研究になった。科技日報が伝えた。
CRF01_AE型毒株は中国のエイズの最も主要な遺伝子型で、感染が広がり拡大傾向を示している。南通大学の学生である朱可心さんと陳穎さん、江凌晨さん、楊加麗さんは同校公衆衛生学院副院長の荘勲教授の指導を受け、分子流行病学の方法と生物情報学の技術を応用し、同毒株の中国における地域的・集団的分布の特徴を全面的に調査し、中国のCRF01_AE型毒株の異なる流行分岐の流行すう勢を検証した。分子伝播ネットワークを運用することで、男性同士の性行為及び流動人口が、同毒株の伝播で重要な役割を果たしていることを明らかにした。
同チームは中国のCRF01_AE型毒株を5つの流行分岐に分け、江蘇省や上海市などのエイズ患者の遺伝子分析とビッグデータ研究を行った。ゲノムシーケンシング及び行為学分析により、エイズの異なる伝播形式間の関連性を明らかにした。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年10月30日
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