6回目のW杯出場の夢はかなわず、引き揚げるブッフォン選手 |
ロシア・ワールドカップ欧州予選プレーオフは北京時間14日未明、イタリアのサン・シーロ・スタジアムでイタリア代表対スウェーデン代表の試合を行い、後半のロスタイム5分が加えられたにもかかわらず、結局0-0で引き分け、イタリアが60年ぶりにワールドカップ本大会出場を逃した。イタリアの若い選手はその場で泣き崩れ、守護神のジャンルイジ・ブッフォン選手(39)も悔し涙を流した。そして、世界中のイタリアサポーターらが目を赤くした。中国新聞網が報じた。
6回目のW杯出場を逃したブッフォン選手のシンボルマークである髭には既に白髪が混ざっており、試合後カメラの前で何度も目頭を押さえた。そして、「とても悔しい。イタリア代表として出場した最後の試合だったが、良い結果にはならなかった」と語った。
イタリアの予選敗退は、1958年のスウェーデン大会以来、60年ぶりのこと。W杯の約80年の歴史において、「青の軍団」ことイタリア代表は6度決勝トーナメントに進出し、4度優勝するなど、カナリア軍団ブラジルとマンシャフトことドイツに次ぐ戦績を収めてきた。
中国のサッカーファンにとっても、イタリアは特別な存在で、20世紀後半に若者だった人にとっては青春の思い出にもなっている。1978年、中国人は初めてテレビを通してW杯の試合を観戦し、82年、中国中央テレビ局(CCTV) が初めてW杯の生中継を行った。その時、優勝したのが得点王となったパオロ・ロッシ選手がいたイタリア代表だった。
1990年のW杯イタリア大会のテーマソング「イタリアの夏」を歌手のエドアルド・ベンナートとジャンナ・ナンニーニが歌う姿やそのメロディーは今でも多くのサッカーファンの心に刻まれている。そして94年、ロベルト・バッジョ選手がブラジルとの決勝でPKを外し、多くのサポーターが涙を流した。中国でCCTVが初めて試合を放送したイタリアのプロサッカーリーグ・セリエAは、多くの中国人の興奮を誘ってきた。それから12年後の2006年、フランコ・バレージ選手やパオロ・ロッシ選手、ロベルト・バッジョ選手らを通してイタリアサッカーのファンとなっていた中国人らはついに、フランチェスコ・トッティ選手、アレッサンドロ・デル・ピエロ選手、ファビオ・カンナヴァーロ選手らが代表選手を務めたイタリアがW杯で優勝するのを見ることができ、幸せな時間となった。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年11月15日
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