国務院南水北調弁公室が12日に発表した情報によると、南水北調(水不足解消のため中国南方地域の水を北方地域に送りこむプロジェクト)の東・中線1期プロジェクトが全面的に稼働を開始してから3年間にわたり、安全かつ安定した働きを見せている。その水質は全線において基準値を満たしており、東・中線周辺の1億人がその水の恵みを受けている。プロジェクトの基礎的・戦略的地位及び効果も日増しに顕在化している。科技日報が伝えた。
今月12日まで、中線プロジェクトは連続1096日間にわたり安全に送水を続けている。供給範囲は計114億立方メートルにのぼり、その送水量は延べ108億立方メートルに達している。中線1期プロジェクトの稼働により、沿線の北京市、天津市、石家荘市、鄭州市など大中18都市への給水支援能力が効果的に改善され、北京市、天津市、河北省、河南省の5320万人が送水された水を利用している。
同弁公室総合司長で報道官の耿六成氏によると、東線1期プロジェクトは竣工以来、山東省に21億立方メートルを送水しており、現地の4000万人以上が利用している。これにより膠東半島などの地域における水資源不足が大いに改善されているほか、江蘇省の既存の江水北調プロジェクトを整備し、送水先への支援能力を強化し、揚州市や淮安市、徐州市など7市・50区及び県の畑300 万ヘクタール以上の灌漑保証率を向上させている。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年12月13日
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