北京首鋼城運控股有限公司の田向軍・副総経理らが20日、北京交通ラジオ番組「渋滞解消について話そう」にゲスト出演し、立体駐輪場の建設と開業の準備状況について紹介した。今のところ、3種類の立体駐輪場の開発・研究が終わり、地下鉄入り口や公園など、様々な場所で使用される予定という。立体駐輪場では、平均10秒ほどで駐輪を終えることが可能で、駐輪問題の解消に一役買うと期待されている。来年、地下鉄入り口などの多くの人が集まるエリアで試行がスタートする。北京青年報が伝えた。
3種類の立体駐輪場を開発した理由については、駐輪場所にはさまざまなタイプがあることが挙げられる。ツリー状の駐輪スペースは16台の自転車が収容可能で、フラワーパークなどに適している。次に、雲列の形をした駐輪スペースには120台が収容でき、地下鉄駅周辺の地下通路に適している。最後に、円形タワー型の駐輪場は軽量の自転車向きだ。
これら3種類の立体駐輪場は、北京の地下鉄入り口、小区(団地)、バスターミナル、大型スーパーマーケットなど、人の流れが多いエリアに設置される予定。まずは来年、地下鉄入り口、大型スーパー、小区で試行をスタートするが、自転車駐輪管理システムとシェア自転車の運営システムをリンクさせる必要がある。
シェア自転車以外の自転車も、立体駐輪場を利用することができる。利用料金が高い一部の駐輪場には、暗証番号制が採用されており、正しい暗証番号を入れなければ自転車をピックアップできないようになっている。
立体駐輪場の使い方は、立体駐車場よりはるかに簡単で、利用者の駐輪技術は必要としない。通常の状況では、利用者は約10秒で自転車を出し入れすることが可能で、操作方法は単純だ。
とはいえ、歩道や街中の「無料駐輪スペース」と異なり、立体駐輪場の利用は無料ではない。料金については現在検討中で、まだ決定していないという。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年12月21日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn