ある専門家は、「日本のほとんどの人が『マスク依存症』にかかっており、他人と交流する際に不安を感じるため、マスクをしてリアルな交流を避けたがっている。マスクに守られると、多くの日本人はリラックスして他人と交流できるため、マスクは本音を隠す手段の一つとなっている。ひとたびマスクを外すとあっという間に周囲の環境に敏感になり、自分の見た目が他人を不快にさせていないか不安に感じ、他人の視線が気になり、心拍数の増加や発汗などの体の反応が起こる。このような特徴から、『マスク依存症』は日本人の国民病ともいえる」と分析している。
この分析をみてもわかるように、日本でなぜマスクがサブカルチャーとなっているのか、なぜおしゃれなマスクがますます生産されているのかを理解するのは難しくない。白いマスクが依然として主流だが、日本の街中では様々な色や形のマスクを見かけることができる。ロリータ系ならばピンク色のマスクを、ブラックメタル好きならばレザーにスタッズ付きのマスクをしているというようにだ。
渋谷の街中ではさらに誇張されたデザインのマスクすらある。マスクを帽子や傘と同じようなファッションアイテムとし、健康目的以外のファッションとしてのニーズを満たしているのは日本だけだろう。しかし、マスクのファッションとしての影響力はすでに広まっており、有名人だけでなく、ファッションショーのランウェイですらモデルがマスクを着用していることもあるのだ。(編集YK)
「人民網日本語版」2018年4月13日
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