香港故宮文化博物館の着工式典が西九文化区で28日に行われた。これにより、同博物館の建設工事が正式にスタートした。同博物館は2022年の竣工が予定されている。西九文化管理局が管理・運営を担当する同博物館には、常設展展示ホールや特別展展示ホール、デジタル展示エリア、総合イベントルーム、講演ホール、文化・クリエイティブ商品ショップ、見学者向けレストランなどが設けられる計画だ。人民網が伝えた。
香港故宮文化博物館と故宮博物館はすでに、開館後の展示・イベント計画の制定に着手しており、西九文化区管理局は、香港故宮文化博物館担当チームの組織・設立を進めている。展示が予定されているのは、紫禁城の宮廷生活や書道・絵画、各種器物およびマルチメディア応用特別展示といった故宮博物館の秘蔵文化財という。
「香港故宮文化博物館建設に向けた協力協議」協定によると、香港故宮文化博物館に展示される文化財は、長期にわたり展示される常設展示物と一定の期間展示される特別展示物の二種類に分かれる。常設展示の会期は通常1年とし、展示の需要や国家の規定に基づき、延長申請を行うことができる。常設展示の対象となる故宮博物館の秘蔵文化財は、600点(セット)を上回る見通し。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年5月29日
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