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日本での民泊利用では戸惑いも 新法施行で変化生じるか

人民網日本語版 2018年06月08日15:12

現在中国では海外旅行で民泊を利用することがすでに流行となりつつある。ホテルと比べると、アメニティーなどは完備していないが、民泊を利用すると、その地元をより身近に体験できるという違った楽しみがある。筆者もこれまでに、花見の季節に日本を2度旅行し、民泊を利用したことがある。それは良い思い出でもあり、ちょっと意外さを感じた思い出でもある。人民網が報じた。

一昨年3月に日本に桜を見に行った際は、混雑を避け、静かに旅行を楽しみたいと思い、わざわざ何度か乗り換えをして、南阿蘇村という田舎を訪れた。オンライン予約した民泊は小さな山村にあり、紆余曲折はあったものの、なんとか迎えの人を駅まで呼んで、その古い家の前まで送り届けてもらった。その家は、元々は武士の住まいだったそうで、その子孫にあたる最後の一人が老人ホームで暮らすようになり、今の代理オーナーに管理を委託されたのだと教えてもらった。

早朝、鳥の鳴き声で目が覚め、起き上がって辺りを見回した。すると、窓の外の庭はそれほど大きくはないものの、家は山のふもとに建てられており、細い川には小さな橋がかかり、太陽を覆うほどの木や花が生い茂り、まるで大きな箱庭の中に身を置いているような気分になった。そして、会ったことはないその武士と、タイムスリップして交流しているところを想像した。その家は木造で、あちこちからその長い歴史を感じることができた。客が泊まれる部屋は3部屋あり、台所の設備も比較的整っていた。しかし、掛布団のカバーはなく、シーツがあるだけで、洗ったかどうかも分からない状態で、清潔さにはやや劣っている印象を受けた。

この民泊は朝食付きで、卵とトースト半切れ、それに牛乳が置いてあった。別の部屋に置いてあった大きなかごにはミカンが入っていたが、すでにカビが生えてしまっているミカンも少なくなかった。私たちがその民泊をチェックアウトした際、オーナーからは、「残った食べ物は今夜に泊まる人のためにそのままにしておいて」と言われた。


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