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W杯ロシア大会、至る所で目にする「メイド・イン・チャイナ」 (2)

人民網日本語版 2018年06月14日10:37

ロシア大会では、孚徳のような「中国の要素」が他にもたくさんある。それらの中国企業はそれまでのOEMの製造方式を採用することはなく、ワールドカップを通して利益を上げるだけでなく、世界へ通じるドアも開いている。

ワールドカップが間もなく開幕するロシアでは、至る所で中国の要素を目にすることができる。

中国ブランド4社が、FIFAパートナーとFIFAワールドカップスポンサーの3分の1を占め、それにチームや選手をサポートする企業、さらに、中国産のザリガニ、メイド・イン・チャイナのマスコット、記念硬貨などを含めると、大会開催期間中の飲食・娯楽のほぼ全てをカバーしている。

FIFAワールドカップスポンサーの中国の電機メーカー・海信(ハイセンス)を例にすると、16年はUEFA欧州選手権のグローバルスポンサーとなり、56年に及ぶ同大会史上、中国企業として初のスポンサーとなった。そして今回は、100年近い歴史を誇るワールドカップ史上で初めて、スポンサーとなった中国のテレビメーカーとなった。

スポーツ大会のスポンサーとなっている背景に、海信の鮮明な戦略的意図がある。これは割に合うビジネスなのだ。

統計によると、16年のUEFA欧州選手権開催期間中だけでも、海信の世界における知名度は6ポイント上昇し、第二四半期(4-6月)の欧州市場における売上げが65%増となった。フランスに至っては品切れの状態になり、スポーツマーケティングがもたらしたブランドプレミアムや長期的な影響が今なお続いている。

海信集団の責任者によると、スポーツの世界大会と世界のトップを走る電機メーカーには深い関係がある。海信が世界的なブランドになるためには、文化や国境を越えた超一流ブランドと関連付けなければならず、その超一流ブランドがスポーツの世界大会だ。そのため、スポーツマーケティングがブランドのグローバル化を進めたい海信の経営戦略となっている。

その他、ワールドカップは、超一流のスポーツ大会で、その試合を見る人は非常に多い。そして、中国とロシアの時差はわずか5時間であるため、多くの試合が中国のゴールデンタイムに開催され、スポーツマーケティングを通して、世界的なブランドに成長したいと考えている中国企業にとっては、ロシア大会の広告効果はまたとないチャンスとなる。(編集KN)

「人民網日本語版」2018年6月14日 


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