劉鶴副総理(中共中央政治局委員)は25日に北京でカタイネン欧州委員会副委員長と共に第7回中国EU経済貿易ハイレベル対話を行った。双方は「グローバル化を支持・推進し、中国EU協力を深化・拡大する」とのテーマをめぐり、踏み込んだ、実務的、効率的かつ成果に富む議論をし、世界経済ガバナンスの整備、多角的貿易体制の維持、貿易と投資の自由化及び円滑化の推進、デジタル経済、電子商取引、循環型経済、プラスチック汚染対策、気候変動対策、農業、金融における協力の強化について大きな成果と共通認識にいたり、第20回中国EU首脳会議に向けて経済・貿易分野の十分な準備をした。双方は一国主義と保護貿易主義に断固として反対し、こうした行為が世界経済に与えうる打撃と衰退的影響を防がなければならないとの認識で一致した。双方は世界貿易機関(WTO)を中心とし、ルールを基礎とする多角的貿易体制を共同で維持し、より開放的・包摂的で、あまねく恩恵を及ぼす、均衡ある、互恵・ウィンウィンの経済グローバル化を後押しすることを約束した。
劉氏は「中国とEUが包括的な戦略的パートナーシップを構築してから今年で15年、中国EU首脳会議が始まってから今年で20年になる。中国とEUの経済・貿易協力は深まり続け、双方の企業と人々に確かな利益をもたらしてきた。国際情勢がどう変化しようとも、中国はEUとの長期安定的、互恵・ウィンウィンの経済・貿易関係の発展を終始堅持する」と表明した。カタイネン氏は「EU側は中国側と共に、意思疎通と調整を強化し、実務協力を深め、中国とEUの経済・貿易関係のたゆまぬ発展を推し進め、世界経済の成長に共に助力したい」と表明した。
対話後、両氏は共同記者会見に臨んだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年6月26日
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