中国の兪建華駐国連ジュネーブ事務局・スイスその他国際機関の代表は2日、国連人権理事会の第38回会議で140カ国近くを代表して「人々中心を堅持して、人権を促進、保護」と題する共同声明を発表した。新華社が伝えた。
兪氏は「誰もが人権を享受することは、人類社会の共通の夢だ。人権の促進と保護は人々中心を堅持し、素晴らしい生活に対する人々の憧れを努力目標とすべきだ」と表明。
「人々中心を堅持するとは、人々の幸福実現を発展の目的及び帰着点とし、人々の中に発展の原動力を求め、人々に頼って発展を推し進め、発展が人々に幸福をもたらすようにするということだ。各国は持続可能な開発のための2030アジェンダを効果的に実行に移し、経済・社会・環境の3方面から持続可能な開発を実現すべきであり、誰一人落伍させてはならない」と表明した。
また「人々中心を堅持するとは、人々の尊厳と権利を尊重し、人々の獲得感、幸福感、安全感を高め、人々の幸福を増進し続け、人々の生活のレベルと質を高めて、発展の成果がより多く、より公平に全ての人々に及ぶようにし、人の全面的発展を促進するということだ」と表明。
「人々中心を堅持するには、主として自国の政府と人々に頼ると同時に、多国間制度及び他の国々と友好協力を繰り広げ、多国間主義と国際準則を維持し、各国の人々の共通利益を守る必要もある。各国は人権分野で建設的な対話と協力を繰り広げ、参考にし合い、共同進歩と互恵・ウィンウィンを図るべきだ。多国間人権機関の取り組みは普遍性、公正性、客観性、非選択性を確保し、政治化を防止し、国際人権事業の健全な発展を推し進めるべきだ」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年7月3日
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