慰安婦少女像(撮影・徐長安) |
韓国の慰安婦被害者援助団体「挺身隊問題対策協議会」は1日、「慰安婦」被害者であるキム・ボクトゥクさんが、現地時間同日午前4時に死去したことを発表した。享年101歳だった。韓国・聯合ニュースの報道を引用して中国新聞網が伝えた。
挺身隊問題対策協議会によると、キムさんは22歳の時、騙されてフィリピンなどの地に連れて行かれ、日本軍の慰安婦として従事させられたという。戦後、故郷の慶尚南道統営市に戻り、1994年に韓国政府により「慰安婦」として正式に登録され、韓国国内および海外で行われた証言者集会に積極的に参加し、慰安婦が被った被害の事実を世の人々に広く語ってきた。
キムさんは生前、韓国政府が2015年に日本側と締結した慰安婦合意は憲法に違反するとの認識を抱き、2016年に挺身隊問題対策協議会が主導して起こした損害賠償請求訴訟に原告として参加した。
存命の慰安婦被害者のち、2番目に高齢だったキムさんは、病気のために慶尚南道道立統営高齢者専門病院に入院して治療を受けていた。今年に入り、死去した慰安婦被害者は、キムさんを含め計5人となり、生存者はわずか27人となった。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年7月2日
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