中国外交部(外務省)の陸慷報道官は29日に行われた定例記者会見で質問に答えた際、「『一つの中国』の原則は中米関係の政治的基礎であり、交渉や話し合いの余地はない」と述べた。新華社が伝えた。
【記者】報道によると、在中国米国大使館が28日に出した声明で、中国が米国の航空会社に「台湾」の表記を「中国台湾」に改めるよう求めた件で、米国の関連部門が中国に話し合いを申し入れたが、中国がこれを拒絶したことが明らかにされた。中国はこれをどうみるか。
【陸報道官】世界に中国は1つしかなく、台湾は中国の一部だ。これは客観的な事実であり、基本的な常識であり、国際社会の普遍的な共通認識だ。中国民用航空局が出した関連の通知には、『一つの中国』の原則の問題における中国政府の一貫した、揺らぐことのない立場が体現されており、このたびの要求は完全に合法的で合理的なものだ。
中国は外国企業が中国で投資を行い、事業を興すことを歓迎すると同時に、中国で経営を行う外国企業は中国の主権と領土の一体性を尊重し、中国の法律を遵守し、中国国民の民族感情を尊重しなければならない。
『一つの中国』の原則は中米関係の政治的基礎であり、交渉や話し合いの余地はない。米国政府は関連企業に『一つの中国』の原則を遵守し、サイトの表記を早急に是正するよう促さなければならない。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年6月30日
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