李克強総理はブルガリアのボリソフ首相、ドイツのメルケル首相の招待を受け、7月5日から10日にかけて両国を公式訪問する。ブルガリアではソフィアで開催される第7回中国―中・東欧諸国首脳会議、ドイツでは第5回中独政府協議に出席する。
王超外交副部長(外務次官)は6月29日の国内外プレス向けブリーフィングで、李総理の外遊について次のように説明した。
(1)ブルガリア訪問について
中国とブルガリアは伝統的に友好関係にあり、近年両国関係は力強い発展の勢いを呈している。中国側は今回の訪問を通じて双方の政治的相互信頼を強化し、伝統的親善を揺るぎないものにし、両国の発展戦略の連携を強化し、各分野の協力を拡大・深化して、両国の包括的友好協力パートナーシップを新たな水準へ高めることを期待している。李総理はラデフ大統領、ボリソフ首相と会談し、各分野での両国の交流と協力の強化及び関心を共有する国際・地域問題について踏み込んだ意見交換をする。両国首相は政府協力文書、ビジネス契約複数の調印にも立ち会い、両国協力の幅の広さと水準の高さを十分に示す。
(2)第7回中国―中・東欧諸国首脳会議について
今回の会議のテーマは「開放・実務協力を深め、繁栄と発展を共に促進し、享受する」だ。中国側には3つの期待がある。(1)相互理解・信頼を一層強化する。(2)経済のグローバル化と貿易及び投資の自由化と円滑化を共に維持する。(3)「16プラス1協力」の将来の発展のために計画を定める。李総理は首脳全体会議、第8回中国―中・東欧諸国経済貿易フォーラム開幕式に出席し、16カ国首脳と共に「16プラス1協力」合意の調印に立ち会い、共同記者会見に臨むほか、ブルガリアの首相と共に初の「16プラス1協力」農業モデルパークの除幕式に出席し、各国首脳と共に「16プラス1地方協力成果展」を見学する。今回の会議は「16プラス1協力」の踏み込んだ発展の推進にとって新たな原動力となり、中国・欧州関係の包括的発展にとって新たな貢献となると信じる。
(3)ドイツ訪問について
李総理はシュタインマイヤー大統領、メルケル首相と会談し、政府協議の共同議長を務め、中独の実務協力、イノベーション協力の推進、中国EU関係に対する中独協力の積極的牽引作用の発揮、自由貿易と多国間主義の共同維持、世界と地域の重大な紛争問題に対する意思疎通と調整の強化などについて踏み込んだ意見交換をする。両国首相は中独経済・技術協力フォーラム、中独自動車自動運転展示イベントにも出席するほか、一連の協力文書の調印に立ち会い、中独協力の水準の高さを示す。今回の訪問は中独協力の質的向上と高度化を推進する新たな重要な出発点となると信じる。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年7月2日
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