中国側は「債務の罠」を用いてスリランカからハンバントタ港を引き渡させたうえ、中国側の同港建設には軍事的意図があるとする米メディアの報道について、外交部(外務省)の陸慷報道官は3日の定例記者会見で「このような事実を深刻に歪曲する報道は無責任なのか、魂胆のある者に指示されたかのどちらかだ。メディアがフェイクニュースに熱を上げないことを望む」と表明した。
陸報道官は「ハンバントタ港の建設はスリランカの歴代政府と国民の願いだ。中国側は中国企業に対して、平等と互恵を基礎に、ビジネスの原則に従いスリランカ側とハンバントタ港プロジェクト協力を展開するよう促した。中国の金融機関はスリランカ側のニーズに基づき、スリランカ側の融資不足の解決をサポートした。その後、プロジェクトの進展に伴い、中国側はまたスリランカ側の願いに基づき、努力して資産配分の調整を行った。これらはいずれも双方の商業協力にプラスだ」と指摘。
「中国スリランカ双方は引き続きハンバントタ港プロジェクト協力の推進に尽力し、スリランカをインド洋の物流センターにするとの目標を実現する。これはスリランカ経済の発展に寄与するだけでなく、地域のコネクティビティと地域の国々の共同繁栄にも寄与する」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年7月4日
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