中国・タイ連合潜水・引揚作業チームは、数日に及ぶ作業を経て、プーケット沖遊覧船転覆・沈没事故で最後に発見された中国人犠牲者の遺体の引き上げ作業を、現地時間15日午後6時35分に無事終了した。中国新聞社が報じた。
この犠牲者の遺体は、深さ40メートル余りの深海に沈没した「フェニックス号」の船体の下に閉じ込められていたため、引揚作業は困難を極めた。引揚作業中、タイ水上警察のダイバー3人とニュージーランド・英国・ポルトガル・オーストラリア各国から支援に駆けつけたボランティアのダイバー5人が、繰り返し引揚作業に参加した。
在タイ中国大使館の呂健大使は15日夜、タイ側の関係者とともに、プーケット深海港埠頭で、事故の最後の犠牲者の遺体を出迎え、救助活動に携わった一部の中国・タイ作業員と多くの国からやって来たボランティアを慰問した。中国政府連合工作チームのチーフを務めた中国外交部領事司の陳雄風・副司長、プーケット県のノラパット・プロートーン知事、タイ王国軍の一部捜索担当者、犠牲者の遺族ら100人余りが、遺体の出迎えに加わった。
在タイ中国大使館によると、沈没事故における最後の犠牲者の遺体の引揚作業が終わったことから、中国人犠牲者47人全員の遺体が収容され、捜索・救援活動はすべて終了した。
現地時間5日午後、2隻の観光船がプーケット島に戻る途中で突如暴風雨に見舞われ、転覆・沈没した。2隻には計122人の中国人観光客が乗っていたが、75人が救助され、47人が死亡した。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年7月16日
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