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プーケット沖沈没事故 最後の行方不明者の遺体発見

人民網日本語版 2018年07月12日14:21

タイ・プーケット県のノラパット・プロートーン知事は、11日午後に行われた遊覧船沈没事故の救援状況に関する記者会見において、タイと中国が協力して救援活動を続ける中、同日午後、「フェニックス号」の乗客とみられる1人の遺体を発見したことを明らかにした。これで、今回の転覆・沈没事故の犠牲者47人の遺体が全て発見されたことになる。新華社が伝えた。

プロートーン知事は、「本日午後、タイと中国が総力を挙げて救援活動に取り組む中、ピピ島沖で1人の男性の遺体を発見した。遺体は人民元貨幣と酔い止めの薬を携帯しており、『フェニックス号』の乗客と同じタイプの救命胴衣を身につけていたことから、遭難した中国人乗客とみられる。遺体は今夜、岸に揚げられる予定で、身元確認にはもうしばらく時間がかかる見込みだ」と説明した。

同知事は、「現時点で、『フェニックス号』に乗っていた乗客89人のうち、42人が救助され、47人が死亡した。死亡した47人のうち43人の身元は確認されており、中国人であることが明らかになった。また、1人の遺体が『フェニックス号』の船体の下敷きになり、海底に残されたままで、今後引き上げられる予定」としている。

現地時間5日午後5時45分ごろ、遊覧船「フェニックス号」と「エルサ号」がプーケット島沖の海域で突然暴風雨に見舞われ、2艘は転覆、沈没した。「エルサ号」には中国人乗客35人を含む42人が乗っていたが、全員救助された。「フェニックス号」には計101人が乗っており、うち乗客は89人で、そのうち中国人が87人を占めていた。(編集KM)

「人民網日本語版」2018年7月12日

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