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タイ政府が遊覧船沈没事故被害者に賠償金の支払を開始

人民網日本語版 2018年07月13日15:40

タイ王国政府の担当者は12日昼、プーケット沖で発生した遊覧船転覆・沈没事故の救援状況に関する記者会見において、タイ政府と保険会社が同日午後、犠牲者の遺族と事故に巻き込まれた乗客に対する損害賠償金と慰謝料の支払手続きを開始したことを明らかにした。タイ海軍は同日、天気と海流の関係で、最後の犠牲者の遺体をこの日のうちに引き揚げることができなかったとしている。新華社が伝えた。

タイ観光・スポーツ省のPongpanu Svetarundra次官は、「今回の事故に多くの人々が心を痛めた。タイ政府は、6400万バーツ(約2億1672万円)を外国人乗客向け賠償金として拠出し、犠牲者の遺族や負傷者への賠償に充てる。また、保険会社も保険金を支給する。犠牲者1人あたり210万タイバーツ(約711万円)の賠償金を支払う」と説明した。

プーケット県のノラパット・プロートーン知事は、記者会見において、「47人の犠牲者のうち、45人についてはすでに身元の確認が取れており、1人は氏名がほぼ判明、船体の下で圧死した犠牲者についても、衣服などから身元確認が進んでいる」としている。

タイ海軍第三艦隊のCharoenpho副総指揮官は12日午後、「天気と海流の関係で、船体の下敷きになっている最後の犠牲者の遺体は、まだ引き揚げることができていない」と話した。

プーケット県警官局のTeerapong局長は、「沈没事故の原因については、今もなお調査中だ。すでに100人以上から聞き取り調査を済ませ、船体の引き揚げが完了すれば、船体のチェックも行わなくてはならない」としている。このほか、警察側は、政府部門の天気予報や海上警報、船舶出入埠頭管理、船長の判断ミスの有無、遊覧船会社が船長に航行を強制した事実の有無など、さまざまな方面からから調査を進めており、証言や証拠の収集が終了した時点で裁判所に提出する予定という。

現地時間5日午後5時45分ごろ、「フェニックス号」と「エルサ号」がプーケット沖の海域で突然暴風雨に見舞われ、転覆・沈没した。「エルサ号」に乗っていた42人は全員無事救助された。「フェニックス号」には101人が乗っており、中国人観光客87人のうち40人は救助され、47人が死亡した。(編集KM)

「人民網日本語版」2018年7月13日

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